捉えかえしはガラスの集積回路にも似て
地図はそのまま絵にされて
訪れは防波堤の果実式と
自動黙許は機能的代替に過ぎないとしても
カフカは白い砂にまぶされて
「ル・グラの自宅窓からの眺めには」鳥の羽が似合ってもいたし
窓辺のアール・ブリュットと
その池をたどればお面に会えると
社会構成体の夜に
北半球を4つに割って南に持っていく
魔法瓶という球形の休符から
プラスチックのマーシャル・プランと
太平洋はアジアの鎧
理解は了解に蝕まれて
水は急務とすれ違い
逆立ちする鉄塔が
ウイルタの風に寄せて
カフェ・ピトレスク
調和は枯れて
燭台の非常口には
テールライトは昨日の禍根
かつてここは灰塵の階段
望みの逆回転は枯れて
夕暮れのさくらんぼの
地球の損益分岐点なんて知らないと
腐りかけの一行詩は腐りきって消えても
言葉を探してシャッターを切れば
黒いシミをなぞって
書くことのためらいは振り返りの冷えた雨に過ぎないが
見つめていたスクリーンのガラスの音と
痛みはその島へと向かい
「ずぶぬれて犬ころ」の住宅顕信のようになりたくて
「急げ! ほかに生きようがあろうか」と教えてくれたのはランボーだったけど
言葉の両義性に耐えながら
築き始めた潜像のゆくえに
通過点は湾曲の声であり
傷つくことに過ぎた道の
セメントはカラコロ
街路は白い雨に絶えて
青い電車の硝煙剤
瞳のガラスは
切り取られた校舎の剥落
カレンダーの白い公園と
苦渋はオルタネイド
赤い予感のエトピリカ
転倒する地の底の
文化生態学的撤収と
コップの淡いの冷たい妖精
情緒に流された修正
静かに去ったものを追うこともなく
誰のものでもないはずのポジ像が
交差は音の綴りを半歩歩み出して
葬列は静かに川をくだり
例えるものがあったとしても例えられたものはすでに遠ざかってゆく
さまよわされた微振動と
どこから行こうかと日々を重ねているうちに
メッセージは途切れて
余りあるほどのストックホルムの自然派と
おがくずの畑から
エリック・サティが書きたくて
針のない時計に
ポケットに月が青いから
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